ふとした折に
飼い主さん募集中のハナ http://www.japan-rescue.com/life/life_viwe.cgi を
朝のお散歩に連れ出した時の出来事。
機嫌よくお散歩していたハナ。のんびりしたペースで歩いていましたが、
土手の曲がり角を曲がったところで急にリードを引っ張り出しました。
なんだろうと思ってハナが引っ張る先を見てみると・・・
土手の斜面を降りた先に工事のトラックが停まっていて
中に作業服を着たおじさんがいました。
ハナはきゅんきゅんと声を出しながらトラックのほうへ向かおうとします。
その姿を見てハタと気付きました。
ハナちゃんの元の飼い主さんは運送業をされていて、
同じような作業服を着てお仕事をされていました。
ハナちゃんは遠目から見たおじさんを、飼い主さんと勘違いしたのです。
ハナちゃんも協会に来てまもなく2年になります。
協会での生活にもすっかり馴染んでいますが、
彼女は本来家族と離れるはずではなかった福島被災犬。
やはり飼い主さんを忘れていないのですね。
そのような、日常の生活の中でふと垣間見える震災の傷跡の話でした。